ジンベイザメは、海洋生物の中で最大級の魚として知られています。一生に一度はジンベイザメと一緒に泳いでみたいと夢見る人も多いでしょう。果たしてジンベイザメは、世界中のどこの海でよく見られているのでしょうか?この記事では、ジンベイザメの生息地として知られる海域と、ジンベイザメとの遭遇率が高いおすすめのダイビングスポットをご紹介します。
目次
ジンベイザメはどんな場所を好む?

ジンベイザメの生息地は、主に水温や餌の豊富さなどの条件に深く関連しています。ここでは、ジンベイザメが好む海域の特徴を3つ挙げていきます。
暖かい海域
ジンベイザメは、主に熱帯から亜熱帯、温帯にかけての海域に生息しています。特に赤道付近の海は、ジンベイザメが多く集まることで知られています。ジンベイザメの生息域は北緯30度までとされていますが、暖流の影響を受けた海域では、それよりも高緯度でも見られることがあります。
例えば、日本の北海道沖でもジンベイザメが目撃されたこともあります。ただし、これは例外的なケースで通常はより暖かい海域に多く分布しています。
深い場所より浅瀬
ジンベイザメは、水深2,000mもの深海まで潜れる能力を持っています。しかし、生活の大部分を過ごすのは、海面から200mまでの太陽光が届く有光層です。
ジンベイザメが比較的浅い海域を好むのは、主食であるプランクトンが豊富に存在するからだと考えられています。餌を効率的に得るために、ジンベイザメは浅瀬で長い時間を過ごすのです。
プランクトンが豊富な海域
ジンベイザメは他の多くの海洋生物と同様に、餌が豊富な場所に集まる習性があります。ジンベイザメが多く見られる海域の一つに、湧昇流が発生する場所があります。湧昇流とは、深層の冷たく栄養分に富んだ水が表層に運ばれる現象のことです。この栄養分を利用して、プランクトンが大量に発生します。そのため、湧昇流が起こる海域にはジンベイザメが集まります。
もう一つのジンベイザメの重要な餌場が、サンゴ礁の周辺海域です。サンゴ礁は多様な生物が生息する豊かな生態系を形成しており、そこにはプランクトンも豊富に含まれます。ジンベイザメは、このようなサンゴ礁周辺の豊かな海で効率的に餌を得ていると考えられます。
ジンベイザメの生息地として有名な場所

ここからは、日本をはじめとしたジンベイザメの生息地として知られている有名な場所を紹介します。
日本におけるジンベイザメの生息地
日本はジンベイザメの生息地として有名な国です。以下の地域では、ジンベイザメを観察するためのダイビングツアーが盛んに行われています。
沖縄
日本国内におけるジンベイザメの生息地として最も有名な場所は沖縄です。特に、石垣島や与那国島の周辺海域では、数多くのジンベイザメが目撃されています。
5月~6月にかけての時期は、ジンベイザメを目的としたダイビングやシュノーケリングが人気です。また沖縄本島の読谷村の沖合にはジンベイザメを囲った大きなイケスがあり、この中で一緒に泳げるツアーもあります。
小笠原諸島
東京から南へ約1,000kmに位置する小笠原諸島は、ジンベイザメが見られる海として知られています。小笠原諸島は、ユネスコの世界自然遺産にも登録されている手つかずの自然が残る美しい海域です。
ジンベイザメ以外にも、多種多様な海洋生物を観察できることが魅力の一つとなっています。母島の沖合でダイビングを行えば、ジンベイザメに出会えるチャンスがありますが、遭遇確率はそれほど高くはありません。
奄美大島
鹿児島県に属する奄美大島も、ジンベイザメの生息地として知られています。5月~10月にかけて、ジンベイザメが目撃されることが多いようです。奄美大島の美しい海は、世界でも有数のダイビングスポットとして人気があります。
奄美大島ではジンベイザメ以外にも、豊かなサンゴ礁が形成する美しい海中景観や、マンタやクジラなどの大型海洋生物、ウミガメとの遭遇にも期待できます。
海外におけるジンベイザメの生息地
次に、海外でジンベイザメの生息地として知られている場所を見ていきましょう。以下の国ではジンベイザメと遭遇する確率が高く、ダイビングツアーが盛んに行われています。
フィリピン

フィリピンのセブ島は、ジンベイザメと泳げるダイビングスポットとして世界的に有名です。特に、オスロブは、ほぼ一年中ジンベイザメに会えることで人気を集めています。
ツアー参加者は、一度海に潜ればかなりの確率でジンベイザメを間近で見られます。またモアルボアルをはじめとする他のダイビングスポットでも、ジンベイザメとの遭遇が期待できます。フィリピンは、ジンベイザメと一緒に泳ぎたいと思っている人にとって、まさに理想的な国と言えるでしょう。
メキシコ
北米でジンベイザメが見られる国としてメキシコが知られています。特に、ユカタン半島近辺の海域は、プランクトンが豊富に存在することからジンベイザメとの遭遇率が高いと言われています。カンクンはメキシコを代表するリゾート地の一つですが、夏季には、ジンベイザメのシュノーケリングツアーが人気を集めています。
6月から9月にかけてがベストシーズンとされており、この時期には多くの観光客がジンベイザメとの出会いを求めてカンクンを訪れます。カンクン沖の海は遠浅のためジンベイザメが水面近くまで接近し、シュノーケリングでも迫力ある姿が観察できると人気です。
モルディブ
モルディブは、世界屈指のダイビングスポットとして知られ、ジンベイザメの生息地としても人気があります。主にモルディブ最大規模の環礁であるアリ環礁南部には、「ヴィラメンドゥティラ」や「マディヴァル」など、ジンベイザメとの遭遇率が高いスポットが多数存在します。
モルディブでは、雨季と乾季それぞれにジンベイザメに出会える確率の高いポイントがあり、通年でシュノーケルツアーが行われています。モルディブの海は、ジンベイザメだけでなく、マンタやウミガメなど多種多様な海洋生物の宝庫です。ジンベイザメのベストシーズンは12月から4月頃とされています。
オーストラリア
オーストラリアも、ジンベイザメの生息地として有名な国の一つです。特に、西オーストラリア州のニンガルーコーストは、世界的にジンベイザメとの遭遇率が高いスポットとして知られています。3月から8月にかけて、ジンベイザメが数多く集まることから、この時期にはシュノーケリングやダイビングツアーが盛んに行われます。
ニンガルーコーストでは、ジンベイザメだけでなく、マンタやウミガメ、イルカなども観察でき、豊かな海洋生態系を体感できる場所として人気を集めています。また、クイーンズランド州のグレートバリアリーフでもジンベイザメが見られることがあり、運が良ければシュノーケリングやダイビングの際に遭遇するチャンスがあります。
ジンベイザメと一緒に泳ぐツアーはセブ島がおすすめ

ジンベイザメと一緒に泳ぎたいと思ったときは、セブ島でのツアー利用が最もおすすめです。以下にその理由をお伝えします。
セブでは年間を通してジンベイザメが見られる
セブ島のオスロブでは、一年を通してジンベイザメを見られます。その大きな理由としては地元住民によってジンベイザメの餌付けが行われているからです。オスロブの海では、餌の時間になればジンベイザメが浅瀬までやってきます。ツアーを利用して気軽にシュノーケリングやダイビングをしながらジンベイザメと一緒に泳げます。
12月から5月にかけての乾季がジンベイザメのベストシーズンとされていますが、その他の時期でもジンベイザメに会える可能性は高いです。また、オスロブ以外にもモアルボアルをはじめとしたジンベイザメとの遭遇が期待できるスポットが多数あります。
観光インフラが整っている
セブ島は、フィリピンの中でも有数の観光地として知られています。ホテルやレストラン、ダイビングショップなどの観光インフラが非常に充実しているので、安心して滞在できるでしょう。オスロブ周辺には、数多くのリゾートホテルが立ち並び、そのほとんどがジンベイザメツアーを提供しています。
ダイビングのライセンスを持っていない人でも、シュノーケリングでジンベイザメと一緒に泳げます。セブ島の充実した観光インフラは、日本人にとって大きな魅力です。
コストパフォーマンスに優れている
セブ島への旅行は、他の有名なジンベイザメスポットと比較して、費用対効果に優れていると言えます。フィリピンは日本から地理的に近く、物価も安いため、滞在費やツアー料金がリーズナブルに設定されています。モルディブやオーストラリアなどの高級リゾートと比べ、セブ島ではお手頃な価格でジンベイザメツアーに参加できます。
また、セブ島には様々なタイプの宿泊施設があり、リゾートホテルからゲストハウスまで、予算に合わせた選択が可能です。予算をそれほど気にせずに気軽にジンベイザメツアーに参加できるのは、セブ島ならではと言えるでしょう。
まとめ
ジンベイザメは、暖かく浅い海域で、プランクトンが豊富な場所を好んで生息しています。日本では、沖縄や小笠原諸島、奄美大島などで出会えるチャンスがあります。海外では、フィリピンのセブ島やメキシコ、モルディブ、オーストラリアなどが有名なスポットです。
特に、セブ島のオスロブは1年を通してジンベイザメとの遭遇率が高く、観光インフラが整っているので、ダイビング初心者にもおすすめのスポットと言えるでしょう。ジンベイザメに会ってみたいという方は、ツアーを利用してセブ島を訪れてみてはいかがでしょうか。
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- フィリピン観光省認定ツアー会社。ツアー5,000名様以上のご案内実績から、あらゆる現地のサポートやコーディネートをさせていただいております♪ 安心・安全にセブ島で過ごしていただくための、2024年ガイドブックも作成。もっと楽しいフィリピン。豊かで幸せなセブ島へ満喫しに来てください✨
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